
こんにちは、女子プロゴルファー通信のNatsukiです。 勝みなみ選手を後ろから映した映像で、足元が左を向いているのに、ボールは狙った方向へ飛んでいく。あの構えを見ると、どこを狙っているのか気になりますよね。
右打ちのオープンスタンスでは、両足を結ぶ線が目標より左を向きます。勝選手は2022年、先にスイング軌道を変え、数か月後に足の向きも変えました。クラブを右へ振り抜く動きは残したと、翌年のインタビューで話しています。
面白いのは、構えと軌道を一度に変えていないことです。まずは何を変えたのかをたどり、そのあとで、足が左を向いていても右へ出て戻る球が打てる理由を見ていきます。
記事のポイント
- 右打ちでは足の線が目標より左を向く構え
- 2022年は軌道を先に変え、6月に足を開いた
- ノーボギー優勝には番手の判断とパーセーブもあった
- 足の向き、出球、曲がり方を別々に見る
勝みなみのオープンスタンスの変遷

勝選手が2022年に足を開いたのは、初めて試したからではありません。ジュニア時代に慣れた形へ戻り、そこに先に変えた軌道を組み合わせたのが、今回の話の出発点です。
足の線と目標線を分けて見る
ボールから狙う場所へ伸びる線を目標線とします。右打ちなら、その線と平行に両足を置くのがスクエア。足を結んだ線が目標より左を向くと、オープンです。右足の位置を基準に見ると、左足がボールから少し遠い側に下がる形です。
GDOが2023年のダイキンオーキッドレディスで撮った後方写真では、勝選手の足のラインが左側のバンカー方向へ向いています。足元とボールの先を別々に見ると、構えの特徴がつかみやすい写真です。カメラが目標線からずれると角度の見え方も変わるので、映像ではまずボールの位置と狙い先が見えるカットを探します。
両足を結ぶ線が左向きでも、アドレス時のフェースの向きや、当たる瞬間にヘッドが通る方向は別々に観察できます。私はこの三つを分けてから見た方が、印象に残る構えと、その先の球筋を結び付けやすいと思います。
楽天市場の商品 広告
ゴルフコンペ景品のエンタメゴルフ
評価 4.74 / 5 (23件)
画像・商品情報の提供元:楽天市場
先に軌道、あとから足の向きを変えた
勝選手は、2023年3月のGDOのインタビューで、ジュニア時代はオープンに構えていたと振り返っています。高校1年で、スクエアな構えが格好よく見えて足の向きを変えたそうです。プロ入り後もしばらくは、スクエアに構え、外側から内側へヘッドが通るカット軌道を軸にしていました。本人の感覚では、球はフェードに近かったといいます。
変化が始まったのは、2022年の開幕前の2月です。右へのミスを減らし、もっと球をつかまえたいと相談したところ、内から外へ振る軌道を提案されました。この時期はスクエアの構えで、クラブの通り道を変えています。
| 時期 | 足の向き | ヘッドの軌道 |
|---|---|---|
| ジュニア期 | オープン | 外から内 |
| 高校1年から2022年2月ごろ | スクエア | 外から内 |
| 2022年2月から6月ごろ | スクエア | 内から外 |
| 2022年6月の調整後 | オープン | 内から外 |
軌道を変えたあと、勝選手はシャンクが続いた時期もあったと話しています。そこで6月のサントリーレディスの週に、昔のように足を開いてみました。ヘッドの軌道は内から外のまま。本人によると、その調整でシャンクが止まったそうです。
最初と最後の行だけ見ると、ジュニア時代と同じオープンです。軌道の列まで見ると、組み合わせが違います。私が興味を引かれたのはそこでした。慣れた足の向きに戻しながら、右へのミスを減らしたいと取り組んできた軌道も残しています。
72ホールのノーボギーを支えたコース判断

同年7月の楽天スーパーレディースでは、通算22アンダー、2位に5打差で優勝。4日間の72ホールをボギーなしで回りました。新しい組み合わせを使っていた時期の結果ですが、JLPGAの最終日記事を読むと、数字の中に番手の選び方やパットで切り抜けた場面が見えてきます。
たとえば最終日の4番。ティーが前へ出ていたため、ドライバーで右にミスするとOBの可能性があると勝選手は考えました。そこで第1打は5Wを選択。右に外しても2打でグリーンを狙えると見込んだそうです。打てる球を知っているからこそ、飛ばす距離を抑える判断にも納得がいきます。
17番では約4メートルのパットを沈めてパー。本人はショットのミスについて、ヘッドが内外のどちらから入ったかを感じ取り、素振りで修正できたとも話しました。きれいな球を打った場面と、次の一打を残せた場面。どちらも追うと、72ホールをまとめた内容が見えてきます。
楽天市場の商品 広告
ヨコレコ 楽天市場店
画像・商品情報の提供元:楽天市場
勝みなみのオープンスタンスと球筋

足元が左を向くなら、ボールも左へ飛びそうに見えます。ここからは、ボールが出ていく方向と、出たあとに曲がる向きを分けて考えます。
右へ出て左へ戻る球をどう読むか
Trackman Japanの計測解説では、インパクト時にフェースが目標線に対してどちらを向くかと、ヘッドがどちらへ動いているかを別々に扱います。打ち出しの左右には主にフェースの向きが関わります。芯付近でとらえた球の曲がりを読むときは、ヘッドの軌道に対してフェースがどちらを向くかも見ます。
右打ちで、たとえばフェースが目標より右へ2度、ヘッドが右へ4度進むとします。フェースは目標より右を向いているので、球は右へ出やすい。一方で、フェースはヘッドの進む線より2度左を向いています。芯付近で当たった球なら、右へ出て左へ戻るドローを説明できる組み合わせです。
この角度は関係を示す例です。勝選手の計測値ではありません。芯を外したときは当たり位置も球筋に関わります。右へ出た球を見たら、そこから戻ったのか、右へ抜けたのかまで追うと、足元の写真だけでは分からなかった違いが見えてきます。
動画や練習で確かめる順番
2022年の日本女子オープン連覇時のALBA Netの取材では、勝選手が足元に棒を2本置く練習を紹介しています。狙う方向と足の向きを別の線として置いてみると、構えの左向きと、そこからどちらへ振るかを見比べられます。
動画なら、まず球の後ろから見たアドレスで足の線を確認し、次に出球と着弾を見る。自分で練習場の球を比べるなら、同じ目標とクラブでいつもの出球を見てから、足の向きなど一つの条件を変えた球を見比べると整理できます。曲がった一球だけで決めず、出始めの向きと戻り方を何球か並べると、どこが変わったのかを判断しやすくなります。
後方と正面で見える情報の違いや、撮影位置のそろえ方は、女子プロのスイング動画の見方で詳しく紹介しています。

パターで足を開いた理由
勝選手は、2023年3月のALBA Netのパターレッスンでも、スクエアからオープンに変えたと説明しています。パターで困っていたのは、左側が窮屈で力が入り、ストロークにブレーキがかかるように感じていたこと。足を開いたあと、その動きが少なくなったと本人は振り返っています。
パターの映像で見るなら、足の角度と一緒に、パターフェースがどちらを向いて球が転がり始めるかも確認できます。フルショットでは右へのミスから軌道を見直し、パットでは左側の窮屈さから構えを調整した。同じ呼び名の構えでも、本人が気にしていたことは場面で変わるのですね。
オープンスタンスについてよくある質問
勝みなみのオープンスタンスを足元と球筋から見る
勝選手は2022年に軌道を内から外へ変え、そのあとで足を開く構えに戻しました。足元、フェース、クラブの通り道を分けて見ると、左を向いて構えながら狙いを定める工夫が見えてきます。
次に後方からのショットを見られたら、足の線を確かめたあと、球が出た方向とそこからの曲がりを追ってみてください。勝選手がそのホールでどちら側のミスを避けようとしたかまで考えると、構えを見る楽しみが広がります。
楽天市場の商品 広告
楽天市場で見つかる関連商品
ゴルフコンペ景品のエンタメゴルフ
評価 4.74 / 5 (23件)
ヨコレコ 楽天市場店
楽天ブックス
画像・商品情報の提供元:楽天市場
このサイトで掲載されている情報は、女子プロゴルファー通信の作成者により運営されています。価格、販売可能情報は、変更される場合があります。購入時に楽天市場店舗(www.rakuten.co.jp)に表示されている価格が、その商品の販売に適用されます。

コメント